お腹が張って苦しい時に考えられる病気にはどのようなものがあるのか?

お腹が張ると感じる時、多くは便やガスがスムーズに排出されない事によります。ですが、中には病気が原因で「お腹が張る」という症状を感じる事もあります。お腹が張る事が症状の一つとして考えられる病気の例は以下の通りです。

1.機能性ディスペプシア(FD)

「胃もたれや胃の痛みなどを慢性的に感じているのに検査では異常が見つからない」ケースに対して、近年定義されるようになった病気です。

症状
胃もたれ
胃の痛み
お腹の張り
下痢
便秘
すぐにお腹がいっぱいになったように感じる
※個人差がとても大きく、上記とは違う症状の方もいらっしゃいます。

治療法
FDは大きく分けて二つの原因が考えられます。
・胃の働きに異常がある
・脳が胃の働きに対して過剰に反応している
原因がどちらであるかを見極めながら生活指導と併せて服薬による治療を行います。

2.過敏性腸症候群(IBS)

大腸に腫瘍や炎症などの異常はないにも関わらずお腹が張ったり痛んだりする他、下痢と便秘を繰り返す事が数か月以上続く場合に考えられる病気です。

症状
下痢や便秘など排便の異常が続く
排便をすると症状が和らぐ

治療法
服薬による治療を行い、改善しない場合は消化器官の検査などを行います。

3.卵巣腫瘍

卵巣に腫瘍ができる病気です。腫瘍自体は良性であるケースがほとんどといわれますが、腫瘍により腸が圧迫されるなどの原因で不調を感じる場合があります。

症状
お腹の張り・圧迫感
頻尿や便秘
※腫瘍が小さいうちは症状が出ない事も多く、月経に影響も少ないため気づきにくいとされています。

治療法
良性の場合、小さい物は経過観察、一定の大きさを超えると手術で除去。悪性の場合は手術と抗がん剤などの化学療法を行います。