お腹が張るのはどうして?その原因

お腹が張る、とよく言いますが、症状には個人差があります。「お腹が張って苦しい」「ゴロゴロ鳴る症状もある」など、「お腹がパンパンになっている」という以外にも不快感や違和感を覚えるケースもあります。これは一口に「お腹が張る」と言っても、人によって原因が異なるため、症状も違ってくるのです。

中には病気による特殊なケースもありますが、一般的なお腹の張りの原因となっているのは「腸内ガス」の発生によるものが多いようです。「腸内ガス」と聞くと悪いもののように思えますが、飲み込んだ空気が腸に降りたものや、食事をして消化する過程で自然に発生するものなので、通常は特に問題はありません。

発生したガスは自然と体から排出されるのが正常ですが、排出のサイクルが乱れると、お腹に張りを感じる原因となります。ここではお腹にガスがたまって張りやすくなる原因と、考えられる具体例を取り上げて解説します。

原因は大きく分けると下記の二つのタイプに分かれます。

・ガスの発生量が多すぎて排出が間に合わない
・腸の運動などが乱れてガスの排出がうまくいかない

1.食物繊維の取りすぎ

食物繊維は腹持ちがよいといわれますが、その理由として「消化・分解に時間がかかる」事が挙げられます。消化に時間がかかる事は食物繊維を摂取する事の利点でもあるのですが、過剰に摂取してしまうと、副作用の一つとしてお腹の張りの原因になる事があります。

消化に時間がかかる事によるガスの増加
食物繊維は大腸に到達した後、便の量を増やす働きをする他、腸内細菌のエサとなり分解されます。この時、食物繊維を取りすぎると分解に時間がかかります。そのために食物繊維がお腹に長くとどまる事になってガスの滞留の原因となったり、善玉菌が分解しきれなかった分が「硫化水素産生菌」という悪玉菌の仲間のエサとなって臭うガスが生成される原因ともなることがあります。

「血糖値対策」の飲み物を常飲している
食物繊維は消化に時間がかかるため「血糖値の上昇がゆるやかになる」といった健康によい効果も期待できるとされています。そのため「血糖値の上昇を抑える」という効果を期待した飲み物の多くに「難消化性デキストリン」という水溶性食物繊維が添加されています。

食品由来の成分であるため、摂取上限などは設けられていない安全な成分とされていますが体質や体調によってはお腹が緩くなったりしぶり腹や膨満感を感じるケースがあります。