血糖値とは?

血液中に存在するブドウ糖の濃度を測定した数値を指します。

血糖値の説明に関してはしばしば「ブドウ糖」という名前が登場しますが、血液中に含まれる糖の殆どがブドウ糖です。英語では「グルコース」といい、血液検査などでは「GLU」と表記されます。ブドウ糖は炭水化物が消化され、これ以上分解できないという状態に変えられた物で「単糖類」の一種です。ブドウ糖は体のエネルギーとして使われるため、血液によって運ばれるのです。その生成の過程から、血糖値は食前と食後で大きく変動します。

血糖値の働き

体を動かしたり脳を働かせたりするためにはエネルギーを必要とします。特に脳には絶えずエネルギーを供給する必要があり、血中のブドウ糖の濃度があまりに低いと体全体に影響がでます。「血糖値」と言うと「高い値は良くない事だ」とよく取り沙汰されますが、逆に低すぎる場合も生命の危険に繋がる事があります。そのため、体の状態を均衡に保つ機能(ホメオスターシス)によって血糖値は一定の範囲で収まるようになっています。




血糖値のコントロールの仕組み

血糖値を下げようと「インスリン」が膵臓から分泌される

血糖値を一定の範囲に保つために体は色々な働きをします。まず、食事の後に血糖値が上がると今度はそれを下げるために「インスリン」というホルモンがすい臓から分泌されます。インスリンが分泌されると肝臓や筋肉はブドウ糖(グルコース)を「グリコーゲン」という物質に変えて取り込み、蓄えます。

高くなる仕組み、原因

血糖値が上がりすぎるとインスリンが働きますが、逆に血糖値を上げようとする仕組みも体に備わっています。ストレスがかかった場合などは体が危機を感じ、自分を守ろうとして血糖値を上げエネルギーを供給する事でそれに対抗しようとするのです。元々、生物は飢餓と闘いながら進化してきました。血糖値を下げる働きをするホルモンはインスリンだけですが、血糖値を上げる働きをするホルモンは主要な物だけでもグルカゴン、アドレナリン、糖質コルチコイドと何種類もあります。心筋梗塞を起こした時などに分泌されるカテコラミンという物質も血糖値を上昇させる働きがあります。