その④ 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
中性脂肪の低さは病気による可能性があります。そのうちの一つが「甲状腺機能亢進症」、いわゆるバセドウ病です。

バセドウ病とは甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、甲状腺機能が促進する病気です。この疾患は女性に多く、新陳代謝が活発になる特徴があります。このため中性脂肪やコレステロールといった脂肪を貯めることが出来ず、中性脂肪値が異常に低下していきます。

参照:ららぽーと横浜クリニック

その⑤ 肝機能障害
肝機能に異常がある場合も中性脂肪値が低い原因として挙げられます。中性脂肪は肝臓で分解・生成されますので、肝臓に異常がみられる場合はこれらの働きが正常に行われなくなります。中性脂肪値が低いにも関わらず、上記で挙げた例に該当しない場合は肝機能を疑ってみてもいいかもしれません。

参照:大森病院 臨床検査部

中性脂肪値が低いとどうなるのか?

中性脂肪値が低くなると、脂溶性ビタミンであるビタミンAやビタミンE、βカロチンが不足します。中性脂肪値の低下によって以下のような症状があらわれます。

疲れやすい
中性脂肪は私たちが活動するために必要なエネルギー源であり、生命維持に欠かせない大切な役割を担っています。そのため中性脂肪値が過度に不足した状態になると体が疲れやすくなってしまいます。

倦怠感、頭痛、目眩(めまい)など
脂溶性ビタミンが低下することで体のダルさや頭痛、目眩、ふらつきといった症状があらわれます。そのほかに動機や息切れといった症状を招く場合もあります。

低体温や貧血
中性脂肪には体温を保つ役割があります。中性脂肪値が低くなると十分な体温が維持出来ず、低体温になってしまう恐れがあります。低体温になると代謝が悪くなりますので、ダイエットを行っている場合、体重がうまく落ちずに長期化する可能性があります。また体温調節もうまく機能しなくなるため熱中症や貧血になりやすくなります。

肌荒れや乾燥といった肌トラブル
中性脂肪等の脂質を極端にカットしてしまうと、肌荒れや乾燥の原因となります。脂溶性ビタミンには肌の水分を保つ役割があります。また脂質はホルモンバランスを正常に保つ役割も担っています。このことから分かるように脂質は体にとってとても大切な栄養素です。脂質=悪い、というわけでないので、バランスをみて付き合うようにしてください。